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Day.20-2002.08.02 |
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高台よりターコイズ・ベイを望む |
ツアー最終日。8:45起床と、少しのんびり1日が始まった。のんびり起きた分朝食を大急ぎで済ませ、一行は“ターコイズ・ベイ(Turquoise Bay)”に向かって出発した。その名が示す通り、海は深いターコイズ(青緑)色だ。この日は風が強く、丘の上からも強い風と潮の流れがよくわかった。
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ウミガメと出会った猛とキヨ君。喜びに輝く2人 |
前日に引き続き、この日もシュノーケリング。沖を見ると、数人の人々がある一画に固まっている。誰よりも先に海に入ったガイド氏が叫んだ。“ウミガメだ!”みんな一斉に海に向かった。みんな、というか例のごとく順番に、だけど。
海の中のウミガメは、大きな体をゆったりと動かして泳いでいた。透明度抜群の海で間近に見るウミガメ。。。海から上がった誰もが、ウミガメに出会えた喜び、ウミガメの優雅な泳ぎを見た喜びに興奮していた。・・・ただ1人、菜津子を除いて。。。
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今度こそ・・・悲壮な決意を胸に、海に挑む菜津子 |
幼い時から、“ツイているかツイていないか”と言われれば、自分はどちらかというと“ツイていない”方に分類されるのではないかと薄々感じていた彼女。懸賞・くじの類は当たったこともないし、代わりに“どうしてここで”という場所でコケたり、自動車教習の第1段階を決して1発合格させない教官に当たったり。。。数え上げればきりがない。そしてこの時も、ツアー参加者の中で唯一彼女だけ、ウミガメを見ることができなかったのだ。
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誰もいない冷たい海を一人トボトボと進む |
納得いくわけもない菜津子は、ウミガメとの出会いを興奮気味に語る猛とキヨ君を岸に残し、海水の冷たさにも負けず、2度目のシュノーケリングに出かけた。そして。。。がっくりと肩を落として戻ってきたのだった。
きれいな海を堪能した一行は、少し遅めの昼食をとった後、エクスマウスの宿へ戻った。基本的に、ここでツアーは終了だ。どのツアーでも、ツアー終了時にアンケート用紙が配られる。ツアーに対する感想、ツアーガイドに対する感想を書いていくのだ。言いたい事が山のようにあった私たちは、3人の意見を1枚の用紙にまとめ、いろいろな事を書き連ねた。この最悪ガイド氏が、このアンケートをきちんと会社に提出し、改善のきっかけになることを願って。
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出発前の記念撮影。
キヨ君と猛は、“おそろい”にお着替え。 |
ツアーが終了しているため夕食は各自で、だったが、せっかくなので全員でレストランに行くことになった。驚くべきことに、顔をつき合わせてお互いの事をじっくり話したのは、これが初めてだったのだ。同じツアーにいながら、私たちは3人あちらは4人と、それぞれがグループで参加したために、あまり打ち解ける機会がなかったのだ。この点について、私たちは少し反省した。結果的には、次のツアーに向けて良い経験と教訓になったと思う。
夕食後、私たちには大仕事が待っていた。この日夜11:00にエクスマウスを出るバスで、ポートヘッドランドへ向かうのだ。荷物を全部まとめ、バス宿泊セット(寝袋・上着・飲み物等)は手荷物に分け、寝静まった町を歩いてバスステーションに向かった。
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