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Day.21-2002.08.03 Day.20 へもどる
 例のごとくバスで夜を過ごした3人。ポートヘッドランド到着が近づくにつれて、外気がどんどん熱くなっていくのを感じていた。
 なぜ、ポートヘッドランドと言う小さな町に寄る事を決めたのか。それは、アデレードのバッパーで出会った人に、強く勧められたからだった。以前にも述べたが、オーストリアを旅行するには大きく分けて2通り。時計回りか、反時計回りか、である。私たちはゴールドコーストを起点に時計回りしていたが、行く先々で逆周りの人と出会い、その度にお互い情報交換をしていた。そして、
アデレードで出会った日本人男性に“西オーストラリアのお勧めはどこですか?”と聞いた時の答えがここ、ポートヘッドランドだったのである。

至る所でこのような施設が見られる。そして、そのどれもが、赤茶けた色で覆われている。

 ポートヘッドランドは、鉄鉱石の採掘・輸出を主要産業としている町である。輸出先は台湾や日本など、各国にわたるそうだ。舞い上がる鉄粉の影響で、この町は全てのものが赤くなってしまうのだ。加えて、ここは年間数えるほどしか雨の降らない地域である。そのため町中が赤く、乾燥した印象を受けた。
 ポートヘッドランドに人を向かわせる理由がもう1つ。西オーストラリアでも屈指の秘境、“カリジニ国立公園”への玄関口なのだ。カリジニへのツアーは、その過酷さがあちこちで話題になっている。後に出会った人の話では、女性参加者の中には泣き出してしまう人もいるくらい、なのだそうだ。すさまじい自然を眼にすることは出来なかったけれども、ポートヘッドランドを“楽園”として記憶できた私達は、幸せといえるのかもしれない。

 午前11時20分。約12時間をバスで過ごした私たちはバスを降りた。町について何の知識も持たず、ただ“のんびり釣りも出来る、いい所らしい”という情報のみを基にやってきた私たち。暑い!!!赤い!というのが、この町の第一印象だった。

宿泊したポートヘッドランド・バックパッカーズ。外観だけ見ると、ちょっと心配?

 この小さな町でも、長距離バスの停留所に共通の光景が見られた。何軒かのバッパーから人がやって来て、予約客の出迎えと新規の勧誘をするのだ。私たちはPort Headland Backpackers(ポートヘッドランド・バックパッカーズ) と言う名前の
バッパーを予約してあった。迎えに来てくれた男性は、私達3人を車に案内するとそのまま車を発進させた。この時点で私達は、この日にチェックインする宿泊客は私達だけなのだと知った。

 車で走ること10分弱。私達はバッパーに着いた。そこでわかった事。私達はガイドブックの“体験談”での評価を元に、このバッパーを予約していたのだが、その当時とは、オーナーが違うという事。そして、このバッパーには私達以外宿泊客がいないということ。この時点で、私達はほんの少し不安になる。

 私達を迎えに来てくれた男性が、現オーナーのゲイリー(Gary)だった。物静かな雰囲気のゲイリーは、意外にも元
AFL選手。2メートルは優にあろうかと言う位、とっても背が高い。その彼に案内されて建物に一歩足を踏み入れた私達は、いっぺんにこのバッパーが気に入ってしまった。

オーナーのゲイリー、ゲイリーのお母さんのユーニスと。猛が小さく見える・

 一言で言うならば、“おばあちゃんの家”。新築のバッパーのような最新設備は勿論ないし、部屋や共有スペースも少し薄暗い感じなのだが、建物にただよう雰囲気が“しん”としていて、“留守でもカギが開いているおばあちゃんの家”というたたずまいなのだ。ガランとしているのだけど人を温かく迎えてくれる感じ。これも全て、他に宿泊客がいなかったから、という事になるのだろうけど。

 今考えても、私達はとてもラッキーだったと思う。余談だが、同じく旅を続けている友人の
Tさんが、後日私達の強い勧めでこのバッパーに宿泊した。私達の話を聞いていた彼は、“おばあちゃんの家”を想像して行ったと思われるが、その日は満室に近い状態でしかも男性の割合がとても多く、どちらかと言うと“独身寮”のような感じだったらしい。

 ポートヘッドランドでの滞在は1日だけ。私達は荷物を置くや否や、ゲイリーに釣りをできる所があるか尋ねた。彼はすぐ近くで出来ることを教えてくれた上に、釣りに必要な道具を全て揃えてくれた。彼の好意に感謝しながら、私達ははりきって海へ向かった。

釣りに向かうちびっこ2人。“大漁”を期待した
大きなバケツである

 この日は土曜日。教えられたポイントでは、人々が釣りを楽しんでいた。
 余談だが、オーストラリアは、“週末”に対する意気込みが日本よりも数倍強い気がする。金曜日はもちろん、木曜日に出会った人でも別れ際には“良い週末を!”と挨拶するし、金曜日の午後はもう“おまけ”みたいなもので、多くの人は仕事する気なんかない。例えば、何か問題が起こって、お問い合わせセンターのような所に電話したとする。金曜日の午後2時頃に電話しようものなら、“月曜日に連絡するわ”と軽くいなされてしまう。こちらはそれでは困ると粘りでもしたら、逆に“今日は金曜日よ。今からじゃ何も出来ないわよっ!”と怒られてしまうのだ。

プラントを岸から望む。ゲームのシーンに出てきそうな、異空間を感じた。

 とにもかくにも、皆さんに混ざって釣りを始めた3人。岸から見える赤く不思議な風景を見ながらのんびりと過ごす、お天気の良い土曜日の昼下がり。
あのツアーの後だけに“しあわせ〜”という言葉が自然に出てくる。周りでは結構頻繁に魚が釣り上げられている。どうやら良いポイントらしい。

 釣りをするのは皆久しぶりだった。子供の頃父について行った鮎釣りに始まり、大人になってからは多摩川でバーベキューをしながらフナを釣ったり、川崎港で釣った“さっぱ”を食べて人生最大の下痢をしたり。。。色々な事があったなぁなどと、思い出に浸りながら釣り糸を垂れること数時間。・・・・・・・・・・・あれ??釣れない!3人もいるのに、一匹も釣れない!!

“釣れへん!”な二人。

 ポイントが悪いのではないかと疑い始めた3人。それぞれ散らばって、“最初の1匹を釣り上げるのは自分”を目指す。しかし、釣れない。周りでは釣れているのに、である。午後4時頃、ゲイリーに買い物に連れて行ってもらう約束をしていた私達は、ついにあきらめることにした。時間切れである。肩を落とし、糸を巻き取る3人。余程かわいそうに思ったのか、釣り人の1人が1匹分けてくれた。

おじさんにもらった魚。“Trebilly”という種類らしい。

 バッパーに戻った私達を、ゲイリーはショッピングセンターに連れて行ってくれた。日本に比べると何かと不便なことの多いオーストラリアだが、小さな町でもショッピングセンターがあるのには驚かされる。ショッピングセンターに必ずといって良いほど入っているお店は、スーパーマーケット、薬局、
ニュースエージェンシー、酒屋などなど。大型チェーンスーパーでは、だいたい自社ブランドの低価格商品を販売している。パッケージはお世辞にもかっこよいとはいえないが、同じような品質(と信じている)でも、いわゆるメーカー品に比べて時には30%以上安かったりするので、保正家はかなり重宝している。

ショッピングセンターで見られる、やってはいけない行為。

 スーパーマーケットで買った物は、私達日本人に欠かせないお米。この後キャンプツアーが始まることはわかっていたが、小さいとはいえお魚を入手した私達には、お米なしの夕食なんて考えられなかった。更に翌日の食料も買い込み、バッパーに戻った私達。居心地の良いキッチンで、早速夕食の支度を始めた。

猛作のお刺身。左上がキヨ君作のかけうどん。
どちらも美味でした。

 この日の献立は、炊きたてご飯とお刺身、かけうどん。分担はあっさり決まった。回転寿司屋さんでアルバイトをしていた間、料理長さんから魚のさばき方を伝授された猛がお刺身担当。そして“うどんはだしが命”を唱える京男キヨ君がかけうどん担当。そして
前回の汚名を挽回するべく、菜津子が炊飯担当。

ダイニングより、海の向こうに沈む夕日を望む。

 この日以降も、楽しい夕食は何度となく経験したが、この日は今思い返しても最高の時間を過ごせたと思う。ダイニングで、心地の良い音楽を聴きながらインド洋を眺めての食事。“おばあちゃんの家”での夜は、静かに更けていった。

信じられないけど、迷子のハスキー犬・
なぜか、初対面の猛に甘える。

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