健康食品・サプリメント販売 オーストラリアから.com
 オーストラリアから.comでは豪州・ニュージーランド製
 高品質 健康食品 サプリメントを激安価格で販売
お買物かごが動かない | 注文後のメールが届かない!
健康食品・サプリメント販売 オーストラリアから.comご購入ガイドコアラポイントについて特定商取引法に基づく表記お買い物かごを見るお問合せ
当店のお得なお買物情報 
オーストラリアから.com  安心 SSL ショッピングカート
お悩みの症状 で探す
免疫力の向上 免疫力アップ
風邪やインフルエンザなどのウイルスに 細菌・ウイルス
体の疲れ 体の疲れ
リラックス・快眠に リラックス・快眠
慢性の便秘に 慢性の便秘
血液さらさら 血液サラサラ
アトピー・アレルギー アトピ-・アレルギ-
目の疲れ・頭痛 目の疲れ・頭痛
脳の活性化 脳の活性化
心臓が気になる 心臓が気になる
肝臓が気になる 肝臓が気になる
医が気になる 胃が気になる
泌尿器系のお悩みに 泌尿器系のお悩み
骨のトラブルに 骨のトラブル
関節炎・リウマチに 関節炎・リューマチ
糖尿病に 糖尿病
ヘアケア ヘアケア
お口のケア お口のケア
お肌のケア お肌のケア
ダイエットサプリメント ダイエット
スポーツサプリメント 筋肉作り

性別・年代別 で探す
男性に 男性に
女性に 女性に
中高年の方に 中高年の方に
お子様に お子様に 

Day.15-2002.07.28 Day.14 へもどる
 今日はパース滞在の最終日。市内散策を予定していた。目的地は、キングスパーク(Kings Park)という公園。ガイドブックに載っていた“エクササイズ・パス”に挑戦するつもりの3人は、大はりきりで出発した。

小学生に戻ったかのような気分に。
生き生きとよじ登るキヨ君。そして、一生懸命ついていく菜津子。
 “エクササイズ・パス”とは、鉄棒などの遊具が点在している遊歩道だ。3人とも、小学校以来の遊具にかなり真剣になる。こういったシンプルな運動は、人の“運動能力”を判断するのに最も適している。3人の中で一番運動神経が良かったのは、やはり予想通りキヨ君。そして2番手は猛。彼の場合、ここ数年で増加した体重がかなり邪魔になったようだ。運動能力の最も低いのは、当然ながら菜津子だった。
 ただし、彼女は彼女なりにショックを受けていた。運動神経が悪いわりに、幼稚園の時には逆上がりを克服するなど、鉄棒に関しては“中のちょっと下”の能力を自負していたのだが、何と、、、逆上がりはおろか、鉄棒の上に体を乗せることさえもままならなかったのだ!
 お腹を抱えて笑う2人を横目に見ながら、いつかやってくるであろう“復権”の日を心待ちにする菜津子であった。

あれ???な瞬間。
 エクササイズ・パスから公園への上り口がわからず、しばらくウロウロした後でようやくそれらしきものを見つける。そして唖然・・。“山登り?”と思うような、かなり急激な階段が続いている。エクササイズで体力を使い果たしてしまった3人は、ちょっとショックを受けるが、気を取り直してゆっくりと登り始めた。

 頂上までの道は結構大変だったが、上からの美しい景色がその疲れを吹き飛ばしてくれた。“世界一美しい”といわれる街が、私達の眼下に広がっていた。すぐ近くに広がる緑と、大きな曲線を見せるスワン川、そして遠くに見える“都市”を象徴するビル郡。オーストラリアでは、こんな風に自然と都市の融合が多く見られる。

キングス・パークより市街を望む。
 公園では、多くの人がピクニックやウォーキングなど、それぞれの休日を過ごしていた。私たち3人も、例のごとくばらばらになってゆったりとした時間を過ごす。キヨ君は一服に、猛は写真撮影に、そして菜津子は体力回復に。。。

 公園から下りた私達は、CAT(The Central Area Transit)と呼ばれる、市内を循環する無料バスに乗って街の中心部まで戻り、日曜日にバッパーが提供してくれる無料バーベキューでお昼を済ませた。

 昼食後、私達は翌日からのツアーに向けて買い物に出かけた。まず最初に向かったのはカメラ屋さん。ラウンド2回目になる、デジカメのデータをCDに焼くためだ。実は、このカメラ屋さんはパース到着の日から下調べをしていたので、CD焼付けは何の問題もないはずだった。
 が、やっぱりそこはオーストラリア。店員さんの口から出た言葉は“コンピューターが動かない”だった。

これが市内循環無料バス“CAT”。かっこよいし
車高がとても低く、足の不自由な方にも優しいデザイン。
 このアクシデントはかなりこたえた。パース滞在は今日まで。これから先は、どこでカメラ屋さんを見つけられるかもわからない。そしてこの日は日曜日。特にカメラ屋さんのような小規模な店舗は、休業日にするか、陽の高いうちにさっさとお店を閉めてしまう事が多い。私達は目に付いたカメラ屋さんに片っ端から聞いて回ったが、どこも即日に仕事してくれる所はなかった。“メモリースティックを買えば?”とあっさり勧めてくれる“親切な”お店もあったが、2002年当時、オーストラリアで128MBのメモリースティックは200ドル位で売られていて、とてもラウンド中の私達が買える代物ではなかった。
 
 ショックから立ち直れないまま、私達はもう一度最初のお店に戻り、どこか心当たりがないか聞くことにした。そんな私達を待っていたのは、自信に満ちた笑みをたたえた店員さん。“コンピューターが直ったよ。”あきらめが肝心、ではないこともあるのだ。CDへの焼付けは9ドル95セント。アデレードに比べて、格段に安かった。

“空に人が!”と思ったら、
遊び心いっぱいのデコレーションだった。
 3人で持っても抱えきれないほどの買い物をして、私達はバッパーに戻った。今日の夕食は何と、“広島風お好み焼き”。実は2日前に、バッパーのおじさんがお好み焼きを作り、私達におすそ分けをしてくれた。これがとってもおいしく、加えてこのおじさんかなりの親日家なので、私達もつい“お好み焼きに2種類あるの知ってる?”と“いらん”話題を提供してしまった。目を輝かせたおじさんは、私達とお好み焼きを作る約束を勝手に結びつけ、必要な材料リストの提出を菜津子に命じたのだ。

 日本の食材を英語で説明する時には、くれぐれも注意しなければいけない。キッチンに買い揃えられている材料を見た菜津子は、深く深く反省した。“紅しょうが”はピンク色の“がり”に、“だしのもと”は液体の“チキンスープストック”にというように、いくつかの材料は既に少し道を外れていた。

 私達はおじさんと6時にキッチンで待ち合わせていたが、荷物の整理に手間取り、5分ほど遅れてしまった。そしてその5分の間に“間違った日本文化”は着々と進行していた。

 私はおじさんがその後にも作れるよう、レシピも一緒に渡していた。しかしおじさんは、そんなレシピなんかお構いなしだった。
 キッチンに足を踏み入れた私達の目に入ったのは、フードプロセッサーでどろどろになったキャベツだった。そしてせっせと調理しているおじさんをみると、ボールの中に入っていたのはお好み焼き粉と卵、そして“牛乳とお砂糖”・・・ん?。一同唖然・・・。

“ねえ、お好み焼きはケーキじゃないから、ミルクとお砂糖は入れないよ”
“いいの。この方が美味しいでしょ”
“・・・え?”

“親日家”のおじさんと。グラスに入っているのは、
おじさんが振舞ってくれた、彼の“とっておき”ブランデー。
 私達の完敗だった。キッチンで夕食の支度を始めた、他の日本人宿泊客の“この人たち、本当にお好み焼き作ったことあるの?”という疑わしい視線。。。広島生まれの広島育ち、お好み焼きと共に育った猛にとって、この時間は耐え難いものであった。

 私達が何を言おうと、“ホットケーキ”をイメージして調理するおじさんとの溝は、結局埋まらなかった。私達は最後にはあきらめ、おじさんの指導のもと、“お好み焼き風パンケーキ”を作り続けたのだった。

 変わった味のお好み焼きを食べながら、私達はおじさんや他の宿泊客の人たちと楽しい時間を過ごした。次にこのバッパーに泊まる日本人は、きっとおじさんに“お好み焼きには2種類あるんだよ。僕が作ってあげるね!”と言われる事だろう。そしてきっと、“誰がこの料理教えたの?”と思いながら、このお好み焼を食べるのだろうな、と思いながら。 
Day16へ つづく




トップページ特定商取引法ご購入ガイドサイトマップオーストラリア1周日記
記載情報には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではございません。予めご了承ください。
画像及び文章の転載は固く禁じております
Australiakara.com