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Day.55-2002.09.6 Day.54へもどる
 バスに揺られる事5時間弱。私達はタウンズビルに到着した。


タウンズビルは、ブリスベンの北およそ1,400KMの場所に位置する、人口16万人ほどの(2006年 国勢調査より)街だ。オーストラリアで最初の日本領事館が開設された町として知られ、かつては多くの日本人が居住し、主産業であるサトウキビ栽培に従事していたという。

現在は、砂糖の製造とともに鉱業も盛んなこの街だが、バスの乗り換え地点になっていることなどから、旅人が集まる町としての顔も持つ。また、スキューバー・ダイビングをする人に人気の“ヨンガラ・レック(Yongara Wreck)”と呼ばれる、沈没船ダイビングへの拠点としても有名だ。



初めてタウンズビルを訪れた保正家だったが、ここでの予定滞在時間は何と5時間。それはつまり、次の目的地であるアーリービーチ行きのバスまでの待ち時間だった。



私達の旅行も終盤を迎え、この先はずっとクイーンズランド州の海沿いを進む予定になっている。面白いもので、こうなってくるとこの辺りも“近場”に思えてくるのだ。実際は1500km、北海道と大阪位の距離が離れている場所なのに、“近くだから、また来る機会もあるね”と、あまりじっくり滞在しようという気持ちが起こらなかったのも事実だ。



一口に“5時間”といっても、色々ある。私達がタウンズビルに到着したのは朝6時前。一般に“朝が早い”と言われているオーストラリアでも、さすがにまだ町は眠っていた。

1.タウンズビルの夜明け


この限られた条件で猛が計画した事は、“キャッスル・ヒル(Castle Hill)”への散策。


キャッスル・ヒルは、“丘”と呼ぶには少し迫力のありすぎる、赤茶けた姿が印象的な高さ286mの丘である。頂上からの景色が美しい事で知られている。


登り始めて数分後、菜津子は既にこの計画に賛成した事を後悔していた。


斜面は恐ろしく急だった。散策と呼ぶには程遠く、更にバスの中で4時間睡眠をとっただけの体には、かなりきつい道のりだった。歩いている人はまばらだったが、その数少ない人がみんな、軽い足取りで追い抜いていく。

2.木々の間から見える、キャッスル・ヒル。
丘と呼ぶには、あまりにもたくましい感じがする。



約1時間半後、私達はようやく頂上に到着した。ガイドブックには1時間ほどと書いてあったので、かなり時間がかかった事になる。



話す気力も出ないくらい疲れ果ててしまった私達の眼前に、素晴らしい海の景色が広がっていた。

朝日を受けてキラキラ輝く海面に、点在する島々。どこかで見たことのある景色だった。そしてそれは、瀬戸内海を臨む広島の山から見た景色にとても良く似ていた。

3.キャッスル・ヒルの頂上より会場を望む。


波の穏やかな海。そこに浮かぶたくさんの島島々。瀬戸内海は不思議で、美しい。これが、初めて山の上から瀬戸内海を眺めた時の、菜津子の感想だった。広島育ちの猛には、何がそんなに珍しいのかわからなかったが、ザッバーンザッバーンと波が押し寄せる海しか知らなかった彼女に、それはかなり強い印象を与えたのである。


余談であるが、海の姿と同時に菜津子に衝撃を与えたものがもう一つ。それはスーパーマーケットの魚売り場で見た、一匹丸ごとパックされた生ダコや、熱帯魚かと思うくらい色鮮やかな魚達だった。


4.海の中にぽっかりと島々が浮かぶ。瀬戸内海を思わせる景色だ。


辛かったのぼりに比べ、丘を下るのは楽で楽しかった。スイスイと平地に降り立った私達。9時前の町には、足早に仕事に向かう人であふれていた。

忙しい空気をよそに、のんびりと歩く私達の足を止めたもの。それは突然目の前に現れた、山積みにされた氷だった。どこかのお店で使った残りか、落ちてしまったのかわからないが、その氷は猛の目に文字通りキラキラと光って映った。



そう、猛は相変わらずサンドフライの置き土産に悩まされていたのだ。手に持てるだけの氷を頂戴し、“やれんの〜”と言いながら腕に刷り込む彼の顔は幸せに満ちていた。



10時15分。私達は次の目的地“アーリービーチ(Airlie Beach)”に向かうバスに乗り込んだ。アーリービーチまでは4時間弱。快晴の中バスは順調に進み、午後2時ごろに到着した。


到着が日中という事もあり、私達には珍しく到着後バッパーを探す事にしていた。バス停には例のごとく、多くのバッパーから迎え及び勧誘の人々がやってきていたが、アーリービーチのバス停が他と違った事は、バッパーごとにブースが設けられていた事だった。


二人の勘を頼りに宿を決めた私達だったが、部屋選びという難問が待っていた。

今まではキヨ君と3人だった事もあり、4人用ドミトリーに宿泊していたのだが、二人でドミトリーに泊まるというと、猛には以前のツアーでの体験がトラウマとなっていて、どうしても前向きになれないのだ。安さをとってドミトリーにするか、快適さをとって二人部屋にするか。。。

5.アーリービーチのバス停に立ち並ぶ、バックパッカーズ・ホステルのブース・


美しい島々へのクルーズ発着点として知られるアーリービーチ。町に漂う“リゾート気分”に便乗しがちな菜津子を上手く操縦しなければいけない猛だったが、苦い経験のおかげか、はたまたグレートバリアリーフに落としてしまった“財布の紐”のおかげなのか、あっさりと二人部屋をご選択。

この部屋、私達の旅行史上最高の広さきれいさを誇り、1泊55ドル(約3,900円、2002年当時)と、お値段も最高額を記録した。


この日、保正家を一つの悲劇が襲った。

ラウンド開始以来54日間、文字通り共にオーストラリアを旅し、ある時は枕に、ある時は布団にと保正家を支えてくれた寝袋。その寝袋が姿を消したのだ。しかも、ベルトで縛り付けていたバックパックから離れて。


タウンズビルに到着した時、私達はそのままアーリービーチ行きのバスのチェックインを済ませた。チェックインする事により、荷物を預ける事ができるからだ。
ところが、ありがちといえばそうなのだが、荷物だけ1本早いバスに乗せられてしまったのだという。

アーリービーチに着いてバックパックがないことに気付いた私達は、即座に荷物の行方を捜してもらい、数時間後にバックパックはめでたく私達の元に手渡された。
しかし、寝袋がない。状況から見て、明らかに何者かによって抜き取られていたのだ。


物を盗まれたというよりも、大事な思い出をとられたような気持ちになり、私達の浮かれモードは一気に落ち込んだのであった。
Day56へつづく


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