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Day.25-2002.08.07 Day.24 へもどる
 ダーウィンへ向けた8日間の“ザ・キンバリー キャンプツアー”に参加するこの日。バスは、朝5時55分に迎えに来る予定だった。朝5時に起きた私達は、急いで荷物をまとめて支度を済ませ、バッパーの外でバスを待っていた。

 バスが時間通りに来ないことは予想していたが、取り残される方が大変と、予定時刻の10分前には外に出ていた私達。5時55分になってもバスは来なかったが、意外とのんびり構えていた。6時15分。バスはまだ来ない。ちょっと心配になり始めた私達は、ツアー催行会社に電話してみた。すると、“少し遅れているから、もう少し待っていて”とのこと。置いていかれたのではないととりあえず安心した私達は、結局バスがやって来た6時30分(予定は5:55)まで、おとなしく待っていたのだった。

 バスが到着し、中からどちらかと言うと小柄な、端正な顔つきの男性が降りてきた。“ちょっと遅れたんだ。ごめんね”と言うと、私達の名前と荷物を確認し、バスの中に乗るように指示。これが“最高のツアーを演出する最高のツアーガイド、ベヴン(Bevan)”との出会いだった。


 参加者全員を乗せたバスは、ツアー催行会社に一旦立ち寄り、参加同意書にサインをした後、不足品のある人は購入やレンタルの申し込みをした。寝袋を1つしか持っていなかった保正家は、寝袋1つをレンタル。8日分で10ドルなので、悪くない。

 再びバスに乗り込んだ一行。参加メンバーは、総勢16人。その中にそれぞれ一人旅をしている日本人の女の子が3人もいて、私達は少し心強く感じた。参加者の出身国は様々で、イングランドやアイルランド、フランス、ドイツなど。夏休み期間に当たっていたからか、どのツアーでも一番多いのは、イングランドからの旅行者だった。そして興味深いことに、学校の先生が多い。


 まずは、ベヴンからの挨拶。16人の参加者と言うのは、珍しく多いのだそうだ。道理でバスには1つの空席もなく、助手席にも人が座っているわけである。更に、旅程が一通り、ゆっくりとした口調で説明される。ここで菜津子、“
ブッシュキャンプ”に関する情報を逃すまいと、耳を澄ませた。そして、指折り数える。

 7泊8日のツアー中、ブッシュキャンプは3回

 これを多いと考えるか少ないと考えるか。難しいところである。とりあえずこの時の菜津子にとって、3回は多いと感じたのだが。


 バスはブルームを後にし、最初の訪問地、“囚人の木(Prison Tree)”に到着。実は私達3人、直前までこの木を“インジンの木”だと思っていた。情報発信者は勿論、ガイドブックを誰よりも熟読していた猛である。横棒一本の違いで、言葉と言うものはわからなくものである。“因人の木”。。。

 それは、直径のとても大きな木だった。この木を見たとき、私達は名前の由来を理解した気がした。なぜならこの木はずんぐりとした幹と広く延びた枝葉から、何となく自由を求めている人間の形に見えたからである。しかし、この木が“囚人の木”と呼ばれたのには、私達には想像もつかなかった、苦しい歴史が関係していた。

悲しい歴史をもつ、囚人の木


 囚人の木。それは文字通り、
アボリジニの人々を囚人のようにつないでおくための木だったのだ。
 真珠産業が盛んであった頃、アボリジニの人々は船で現場に送られ、強制的に働かされていた。船がやってくるのを待つ間、逃げることが出来ないようにこの木に人々をつないで縛り付けていたのだという。

 オーストラリアを旅すると、アボリジニの人々に関する出来事をよく目や耳にする。ある場所ではその文化が尊重されていたり、ある場所では忘れ去られていたり、そしてある場所では今なお苦しむ、人々の現状を見せ付けられたり。。。

 オーストラリア人の参加者がもしいたら、どんな事を考えただろうかと、ふと思った。私達は今までのツアーで、“ここが第2次大戦中、日本軍が攻めて来た場所です”と説明を受けるということを何度か経験していた。そしてその度に、何ともいえない居心地の悪さを感じていた。仕事とはいえ、改めて人に説明しなければいけないベヴンも、こんな気持ちなのかな、と考えていた。

 囚人の木を後にした私達は、本日のキャンプ地ウィンジャナ渓谷(Windjana Gorge)へ向かった。まずキャンプを張る場所に荷物を下ろし、それぞれ寝場所を確保。その後、ベヴンの指示により短パンに履き替え、懐中電灯を持った私達はトンネル・クリーク(Tunnel Creek)へ出発した。


コウモリもぶら下がる、トンネル・クリークの内部


 トンネル・クリークは内部に川が流れる洞窟だ。トンネルの入り口に到着した私達。“念のため”の短パンと懐中電灯だと思っていたのが“必須”であることを知り、軽く衝撃を覚える。ここから参加者は1列になり、懐中電灯で足元を照らしながらゆっくり進んでいく。洞窟内にはコウモリがぶら下がり、足に触れる水はかなり冷たい。よどんで見える水の中を歩くのは少々気持ち悪かったが、深みや段差のあるところではベヴンが待っていて、適切に指示してくれるのはありがたかった。

 トンネルクリークを後にし、ウィンジャナ渓谷に戻った私達は、日が落ちるまでの時間をここで過ごした。私達の頭上に高くそびえたつ今の姿からは想像できないが、ウィンジャナ渓谷はその昔、海の底だったという。渓谷に夕日が落ちる様子は何とも言えず雄大で、自然の中に身を置いている事を実感した。


洞窟を抜けると外には、自然が作り出す不思議な美しさが。


 キャンプ地に戻った私達は、みんなで手分けして夕食の準備を始めた。重要なところはベヴンが全て1人で取り仕切っている。私達は野菜を洗って切ったり、お皿を用意したり、本当にお手伝いのみ。今夜の夕食は何と、“タイ風グリーンカレー”!ツアーの夕食は“
オージーバーベキュー”だけだと思っていた私達は、意外な展開にびっくり。更に驚いたことに、ベヴンは“ベジタリアン用メニュー”も用意していた。

 日本にいた時にあまり意識していなかったせいだとは思うが、オーストラリアに来て以来、菜食主義者の人に出会う機会が多くなった。多くのレストランでもベジタリアン用メニューを用意している。ベジタリアンにも厳格さと言うか段階のようなものがあって、野菜やフルーツしか食べない人や、シーフードは食べる人、お肉もシーフードも口にしないが卵は食べる人等々、様々だ。


太古の昔には海の底だった、ウィンジャナ渓谷


 食事が出来上がったところで、私達はキャンプファイアーの周りに椅子を並べ、食事を始めた。初日ということで、ツアー会社からのビールやワインの差し入れがあった。それぞれが緊張しながら迎えた初日。ほどよい疲れと美味しい食事、そこにアルコールが入って、食事の場はとても和気あいあいとした空気に包まれた。

 ツアーで初めて、“自己紹介”を体験した私達。つたない英語でも、みんな理解してくれようとするのがありがたかった。ツアーの参加者には、私達のような
ラウンド組の他、母国から休暇でやって来てこのツアーに参加する人、リタイアしてドイツから単身、このツアーに参加している60歳の男性など、様々な人がいることがわかった。出会った瞬間から“きれいなお姉さんと・・・パパ?”と思っていた2人組が、フランスから家族旅行で来ている“お父さんと14歳の娘さん”だということも。


日が沈んだ後の静けさは、寂しく、美しい


 食事を終え、片づけを済ませた私達は、それぞれ気の向くままキャンプファイアーの周りで時間を過ごした。

 本日のキャンプ地は国立公園内にあったので、ありがたい事にトイレとシャワーがあった。トイレはともかく、シャワーには疑問の目を向けずにはいられない菜津子だったが、“お風呂大好き”な猛と“お風呂がないのはイヤヤ”というキヨ君は、ツアー参加者の中で唯一、果敢にも?シャワーに挑戦した。

 シャワーを浴びて帰ってきた2人、、、予想通り震えていた。もちろん、シャワーは冷たいお水だったのだ。日本人はどうしても幼く見られがちなので、“やんちゃな男の子達ね”という意味合いの暖かい微笑で包まれた30前の2人。。。みんなの方がずっと年下なのに。。。


 今日から7泊、私達のベッドとなる“スワッグ”に出会ったのはこの夜だった。キャンバス地で作られた大きな寝袋のようなもので、寝袋のまま中に入る。顔だけを出して眠るのだが、首から下は保温効果が抜群で本当に心地いい。

 何とも言えない安心感の中、川の字に並んで寝転び、落っこちてきそうな星空を見上げながら私達はいつの間にか眠りについていた。

 
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