|
■ リコピンについて |
|
|
トマトの赤は抗酸化物質 リコピン
リコピンはカロテノイド(カロチノイド)という、天然色素の一種です。他にカロテノイドとして知られる成分では、βカロテンやカロテンの酸化物であるルテインがあります。
最近、トマトの赤色がリコピンによるものであること、そして、リコピンの持つ強力な抗酸化力が広く知られるようになりました。
リコピンは比較的熱に強いうえに、脂溶性であるため、生で摂るよりも調理した方が効果的に摂取出来ます。缶詰やジュース、ケチャップなどの加工製品でも同じ効果が期待できます。
リコピンの抗酸化作用いろいろ
リコピンを有名にしたのは、その“抗酸化作用”です。老化や生活習慣病の原因となる“活性酸素”を退治する力です。これまでの研究で、様々な物質に抗酸化作用があるということが解明されていますが、リコピンの抗酸化作用は、同じカロテノイドの一種“β-カロテン”と比べても2倍以上、酸化防止剤として多用されるビタミンEと比べると、100倍以上の効果があることがわかっています。
リコピンの抗酸化作用により、がん(肝臓・大腸・膀胱)や動脈硬化の予防への効果が期待されています。また糖尿病やぜんそく、神経系疾患など予防・治療法の解明が熱望されている分野や、お肌への美白効果など様々な可能性が注目されています。
健康な前立腺のために リコピン を
リコピンは私達の血中に存在していますが、特に前立腺に多く含まれています。前立腺は男性特有の大切な器官ですが、前立腺疾患に悩まされる人の数は、近年増加しつつあります。前立腺疾患には、男性ホルモンが深く関係しているといわれますが、食生活の変化が大きく影響しているのは勿論、検査技術の発達や寿命が延びていることにより、発見される確率が高くなったということも背景にあるようです。
緑黄色野菜を積極的に摂る、飲酒や喫煙を控える、女性ホルモンに似た働きをする大豆を摂取するなど、様々な予防法が薦められていますが、特に効果が期待されているのがリコピンです。リコピンはその抗酸化作用から、がん予防全般にに効果があることが期待されていますが、トマトを多く摂取している人は、前立腺がん発症の確率が低下するということが研究の結果明らかにされました。
毎日の暮らしに大きく影響を与える前立腺疾患。リコピンを意識的に摂取することにより、健康維持と予防を心がけたいものです。 |
|
■ 関連サプリメント |
|
|
|
ノコギリヤシなど配合。前立腺肥大症、中高年の男性でトイレが近い方に |
|
|
|
|
|
|
|